化粧品の選び方。自分の肌質や年齢に注目

多数のメーカーから展開されている化粧品。一体どんな選び方をして良いのか分からない人も多いでしょう。

有名なものや人気のものを選べばよいというわけではなく、スキンケア用品やメイク道具は自分に適したものを選ばないと、効果が得られません。化粧品を選ぶポイントを確認しておきましょう。

年代や肌質をチェック

まずは自分の年代や肌質を再確認しておきましょう。

人の肌質は年代によって大きく変化しますし、さらに一人ひとりの肌質によって、もっと細かく分けられていきます。

例えば20代の人は皮脂が多く分泌されやすい傾向があるため、ニキビができやすく、刺激に弱いという特徴があります。

30代になると皮脂の分泌は減りますが、今度は小じわやシミなどの悩みが生まれ、エイジングケアに目を向ける必要が出てきます。 年代に加えて、肌質にも合わせた商品選びが大切です。

乾燥しやすい「乾燥肌」や、皮脂が多く分泌されやすい「脂性肌」、刺激に弱い「混合肌」など、肌質は様々です。皮脂と水分量のバランスが良い「普通肌」の人は化粧品選びに失敗するリスクは低いですが、脂性肌の人は皮脂を抑えるものを、乾燥肌の人は保湿成分のたっぷり含まれたものを選ぶ必要があります。

自分の年代と肌質をしっかりと確かめてから、その特徴に適したスキンケア用品やメイクアップ商品を選ぶようにしましょう。

成分表を必ず確認

スキンケア用品やメイクアップ用品の選び方としてまず、見た目や役割だけではなく成分表示表にまでよく目を通しましょう。

特にクレンジングや洗顔ソープ、化粧水などのスキンケア商品は、肌に与える影響が強いため必ず確認しておきます。

化粧品は「医薬品医療機器等法」によって全成分表示が義務付けられているため、パッケージに配合量が多い順に記載されています。

いくらパッケージに「無添加」「天然由来」と書かれていても、成分表示を見るまでは判断できません。

例えばビタミンC誘導体は肌のうるおいなどに繋がるビタミンCの効力を高めるためのもの。

グリコール酸や乳酸、クエン酸などは肌の古い角質をゆるめ、整えるためのものです。

他にも美白成分であるレチノールやナイアシンアミドなど…利用されている成分は多種多様です。

しわの改善や乾燥の予防など、自分の目的に適した成分がどれだけ含まれているかに着目すると、希望にぴったりのスキンケア用品やメイク用品を選べるでしょう。

続けやすい価格かどうか

高価なものが良い化粧品というわけではありません。

化粧品は長く使い続けてこそ効果が持続するものですから、長い目で見て自分が使い続けられる価格であることも、商品の選び方として非常に重要です。必要な成分が揃っていれば、多少安価なものでも化粧水や保湿液・美容液などとして十分に効果を発揮します。

逆に一度高いものを使った後に安いものに戻すような、異なる化粧品を複数使う生活をしていると、肌質が安定せずトラブルを招きます。

継続して使い続けられる、無理のない価格の化粧品から自分に合ったものを探しましょう。